克服率100%の理由
あいさつ
こんばんは!
大阪メンタルカウンセリング院長の佐藤です。
今日はなぜ当院では開院以来、対人恐怖症・パニック障害ともに3ヶ月以内の克服率が100%なのかについての理由を考えてみたいと思います。
正直100%と言うとかえって信ぴょう性がないので、克服率97.2%とか言いたいところですが、残念ながら100%です。
(2020年12月時点での実績)
克服率100%の理由
理由その1 – 不安障害克服の地図
不安障害の克服とはさながら巨大な迷路の中を彷徨っているようなものです。
あっちに行けば行き止まり、こっちに行けば行き止まり、どこにゴールがあるかわかりません。
もしあなたが本物の巨大な迷路に迷い込んだらどうしますか?
最初は行き当たりばったりで右往左往するでしょう。
私も右往左往していました。何年も。。。
行き当たりばったりでうまくいかない場合、地図を作ればいいんですね。間違えた道をすべてメモする。時間はかかりますがそのうち迷路から抜け出せます。
私が対人恐怖症になった時やった方法が地図の作成のようなものです。具体的に言えば対人恐怖症を克服できそうな方法のリストアップ。インターネットで片っ端からリストアップし、全て試しました。本当に全てです。その全てをやっても答えは見つかりませんでした。
次に深く掘り下げる方法です。一見壁のように思えたものが本当に壁だったのか?何度も繰り返し丹念に調べました。1つ調べるだけで数ヶ月かかるものもありましたが並行して調べていきました。
最終的にはそうやって克服できたわけですが、その時に作った地図があります。
行き当たりばったりで抜けれたわけではないため、明確にその方法を知っています。
どんな困難なことも一度やり方をわかってしまえば簡単です。私はただ私が抜けた迷路の地図を見ながら患者さんごとに適した方法を伝えるだけです。
当院に来られてからは患者さんは地図を持った人と迷路に入ることになるので、歩くだけでゴールに辿り着けるんですね!
知恵の輪やルービックキューブができる人、何回でもクリアできますよね?
そして、他人にそれを教えることも簡単。つまりはそういう理屈です。
一度完璧にクリアした私にとってはなぜ治せない医療機関があるのか疑問ですが、他院ではどうやら行き当たりばったりの治療をしているということになります。
事実、患者さんから他院での治療方法の聞き取りもしますが、90%以上の院がわかってません。当院にはたくさんの医療機関をはしごされた方も来られますが、聞かせてもらった克服方法はどれも間違えていました。
理由その2 – 圧倒的な自信
自信が関係する理由としては、実は対人恐怖症やパニック障害の方に多いのが他の病気との合併症です。そして、みなさん他の病気に気づかれていません。すべての症状が対人恐怖症やパニック障害から来ていると思われています。患者さんの話によるとどうやら他の医療機関では不安障害の症状と合併症の症状の切り分けさえもできていないようです。
当院では恐怖に関しては絶対に克服できる自信があるからこそ、他の持病で起こっている症状にも気づくことができます。理由その2でお話しした私の地図にないものはだいたい合併症です。実際に複数の方が対人恐怖症と他の持病の両方を克服し、当院を卒業されています。
理由その3 – 予習復習
当院では、患者さんの完治に命をかけるぐらいの気持ちを傾けています。
当院に来られた患者さんが私の熱意に驚くほどです。
カウンセリングが終わってすることはその日の復習。患者さんの些細な一言の意味などを深く考え、その理由や不可解な症状の原因を見つけます。
また、次回来られるまでに患者さんに一番あった克服指導をしっかりと検討しています。一般企業で働いていた私にとっては当たり前のことですが、しっかりと予習復習、事前準備をしています。本気で治療するとはそういうことだと思います。
予習復習など当たり前のように思いますが、他の医療機関では患者さんが帰られたら「仕事がおしまい」という感覚を持たれているようです。次回来た時お金を頂いている時間を使ってカルテを見直している姿は滑稽です。営業マンが客先に着いてから資料に目を通していたら「二度と来るな」と言われますよね?
実際に当院に来られている患者さんからも「次回行った時に過去にした話を覚えてくれていない」と言う声をよく聴きます。
理由その4 – 決して諦めないこと
最後に一番大切なのは絶対に諦めないこと。
よく聞く言葉ですね。「諦めないで」と。
私はしつこいぐらい諦めません。
患者さんが諦めても、私は絶対に諦めません。
実際に心が折れかけたことは何度もあります。
でも、「自分が諦めてしまったらこの人を治せる人はいない!」と思い、休日も原因不明の症状の原因特定作業を行っています。
そういう場合はだいたい不安障害ではなく他の病気の症状です。
理由その2と重複しますが、そういった場合当院では他の病気の症状克服も一緒に行います。そうやって、徐々に対応できる範囲を広げることでより多くの患者さんを救えるようになっていくと信じています。
体験談にもあるように私の友人は不勉強なドクターによって殺されたも同然です。原因がわからない場合、「わからない」ではなくて、わかるまで調べるんです!
専門外?そんなの関係ありません!
だって目の前に困っている患者さんがいてそれを助けられないなんて絶対に嫌ですから!
今回のコラムは以上です。
みなさんお大事になさってください。