あやしげな業者に注意!
こんばんは!大阪メンタルカウンセリング院長の佐藤です。
初めて来られる患者様に会うたびにお聞きするのが怪しげな業者の話です。
パニック障害や対人恐怖症の方は日常生活への影響度合いが大きく、治し方がわからない方が藁をも掴む思いで怪しげな業者に行かれるようです。
対人恐怖症克服セミナーや、超音波を頭にあてたり音楽を聴くことで対人恐怖症が治るとうたう業者が多くありますが、実際の効果については冷静に考えればわかるはずです。アメリカ軍が戦場に行くときに恐怖心を消す音楽を聴きながら行くなんて聞いたことがありませんし、僕は自衛隊にいましたが超音波を頭にあてて恐怖心を消すなんて話は一度も耳にしたことがありませんでした。
しかし、地獄のような毎日を送る方達は一縷の望みをかけてお金を支払ってしまうようです。
患者様から聞いた怪しげな業者の情報をここでお伝えしたいですが、日本の法律ではそれをするとこちらが名誉棄損で罰せられてしまいます。
そこで注意点をお伝えします。
ほとんどの業者は責任の所在を明示しています。
例えばエアコンの設置業者、「設置したエアコンが動かなかったらどうしたらいいですか?」と聞くと、「その場合は無償で対応しに参ります。」などの返答があるはずです。誰も嫌な顔をしませんよね?これが責任の所在です。
怪しげな業者は治療者側の責任をあいまいにしたまま契約させようとします。お金だけ取って責任は放棄しようという考えです。
それでも藁をも掴む思いの患者さんは契約してしまいます。
これを被害者ビジネスと言います。
困っている人をもっと困らせる詐欺行為です。
そこで「治らなかった場合どのように対応してくれますか?」と聞く方法があります。普通の業者は対応方法を伝えてくれますが、怪しい業者は難色を示します。
当院では対人恐怖症、パニック障害のほとんどの方に当院の指示を聞いても治らなかった場合、無償対応をつけています。
それだけ自信があり、また本気で治したいと考えているからです。
いつか悪質な業者が撲滅されるといいなと思う今日この頃です。
それでは皆さんお大事になさってください。