瀧澤しおりさん(28歳女性 – 法律関係)

視線恐怖症を長年患っていた瀧澤さん。神奈川県在住ということで大部分をオンラインでカウンセリングを行いました。元々気が弱かったことと、症状の根が深かったこともあり2年近くかかりました。カウンセリング開始時の主な症状は以下の通りです。
《主な症状》
他者視線恐怖症
自己視線恐怖症
正視恐怖症
表情恐怖症
《経過》
■カウンセリング開始
最初はオンラインカウンセリングのみで進めていきましたが、中盤辺りから瀧澤さんの住む神奈川県に院長やスタッフが出張したり、瀧澤さんが大阪に来られたりして対面訓練を行いました。大阪に来た際には別の動画にある山西さんとのセッションなども行いました。
■挫折
瀧澤さんは山西さんより先輩ですが、後から治療を開始した山西さんの方が先に卒業していきました。理由は瀧澤さんの症状が本当に複雑で、表情恐怖が正視恐怖を起こし、正視恐怖が表情恐怖を起こすなどの悪循環が起きていました。次々と卒業していく後輩の話を聞いて挫折しそうになっていました。この時の瀧澤さんは長い治療ですっかり自信をなくしていました。
■仕上げ
そのため院長が神奈川の瀧澤さん宅まで出張して今目の前にある症状が取れ、自信を持ちなおしました。(患者さんの中には院長と話すことで一時的に症状が無くなる方がいて瀧澤さんもそのタイプでした。)
終盤は「この3か月で絶対に治そう!」と気合を入れなおし、瀧澤さんのお母さん協力の元、最後の仕上げを行いました。
結果、現在はほぼ完治し、他者視線恐怖、表情恐怖については忘れてしまったということです。また正視恐怖、自己視線恐怖についても恐怖は無くなり、体調が悪い時に症状が強かった頃の2%程度のしんどさ、違和感しか感じなくなったとのことです。
後は時間経過ですべての症状を忘れることを願いながらもう少し見守ろうと思います。
こちらはそんな瀧澤さんのインタビュー動画になります。
ほぼ無編集であることと、OMCにとって初のオンラインインタビューということもあり音声が聞き取りにくいところや、瀧澤さんとは付き合いが長いこともあり双方砕けた話し方ですが、当院の雰囲気が少しでも伝わればと思い掲載致します。
また後輩の皆さんに課題についての想いを語っている個所がありますので、通院中の方もぜひご覧ください。前半課題をやっていなかった先輩からの重みのある言葉です。
インタビュー後の雑談
インタビュー終了後の雑談でお母さんが色々といいことを話してくれました。せっかくなので掲載させていただきます。電波状況によるタイムラグのため、会話が被ったりして聞き取りにくいところがありますがご容赦ください。
《瀧澤さんのお母さん》
当院での自己視線恐怖の治療は直接目を合わせて目の動きを確認しながら行いますが、瀧澤さんの場合オンラインということもあり直接目を合わせて確認することができませんでした。そのため、お母さんに瀧澤さんの目がどう見えるかなどの確認を行ってもらいました。
お母さん、仕事でお疲れの中ご協力いただきありがとうございました。